おはようございます。GOROです。

「成瀬は天下を取りにいく」を読了したので感想をつらつらと書いていきます。

さてこの小説はかなり変わっている女子高生、成瀬あかりの人生史の一部を様々な人物の角度から覗くことができます。ジャンルで言えば、青春系になるんでしょうか?舞台は滋賀県膳所この小説はかなり変わっている女子高生、成瀬あかりの人生史の一部を様々な人物の角度から覗くことができます。ジャンルで言えば、青春系になるんでしょうか?舞台は滋賀県膳所(ぜぜ)で実際にある地名です。物語に出てくる西武大津店やミシガンクルーズも実在するorしていたものです。

この小説は成瀬視点だけでなく、様々な人物の視点から物語が語られます。成瀬の友人である島崎、成瀬の通う学校のOB、高校のクラスメートなど様々です。一見成瀬が関係なさそうな物語にも成瀬は急に現れては、颯爽と去っていきます。様々な人物の視点から成瀬が描写されるため、本当に滋賀県に成瀬という人間がいるのでは?という感覚になり、探しに行きたくなります。おそらくですが、今この瞬間にも成瀬は地球のどこかにいて独自の世界を生きているのではないかと思わせてくれます。

この小説は2023年刊行で最近書かれたもので、作中にもコロナウイルスによる生活の変化が随所に描かれます。膳所という実在する地名で物語が進んでいくのもあり、非常にリアルな世界が描かれます。

仮に成瀬がクラスメートだったら私はどう振舞うでしょうか?きっと友達にはなれないでしょう。ちょっと変わっているクラスメート、近づきたくても近づきがたい雰囲気がある気がします。成瀬は成績も優秀で東大を目指せるくらいなので、頭のいいサイコパスなんじゃないかと疑い、容易に近づけないと思います。ただ、行動力や思考回路は唯一無二であり非常に魅力的な人物でありことは間違いないのです。友達になれたとしたら退屈はしなさそうです。

この小説を読み終えた後は、やっぱり若いっていいなと思えるし、成瀬が住んでいた膳所を訪れたくなります。もしかしたら成瀬を発見できるかもしれませんしね。心にさわやかな風を吹かせてくれるそんな小説でした。

ほなまた~