おはようございます。GOROです。
「葉桜の季節に君を想うということ」を読了したの、感じたことを極力ネタバレせずに書いていきます。
先入観の恐ろしさに気づける
この本を読んで思ったことは大きく二つ。先入観の存在とタイトル回収の鮮やかさです。
まず先入観に関してですが、本書はミステリーなのであっと驚くようなトリックがあります。前半に伏線やミスリードがちりばめられ、後半で真相が明らかになるタイプの小説です。私も物語を通して見事に騙されました。後半で種明かしが始まると登場人物たちに対する自分の思い込みに気づかされます。読み返してみると自分の思い込みの直接的な描写は確かに一言も書かれていないのです。ですが人間は足りない情報を勝手に補完して、たぶんこうだろうと考えてしまう生き物なのです。その修正を上手に利用され、見事に一本取られました。
次に、タイトル回収ですが、本書は先ほども言った通りミステリーです。ある謎に対して主人公が探偵役となって真相に近づいていきます。ただ、タイトルはラブストーリーチックで一見関係ないように思います。本書でも後半まではタイトルとはあまり関係のないストーリーが続いていきます。しかし、最後の最後にタイトルの意味が回収されます。おそらく作者が最も伝えたいことであり、だからこそタイトルにしたのだと思います。その鮮やかさに非常に感銘を受け、作者のメッセージを受け取れた気がします。
おわりに
本を普段から読む人はぜひ手に取って読んでみてください。500ページくらいあるので読むのは大変ですが、間違いなくあなたを楽しませてくれる一冊だと思います。
ほなまた~